MQ会計の本で、西順一郎氏以外の方が書かれたものはほとんどないと思うし、TOC理論の視点で事業性評価について書かれている点も興味深い。また、銀行員が企業の事業性評価を行うための視点は、企業絵経営にかかわる立場のものとしては、必読であるといえよう。
著者:相馬 裕晃
出版社:中央経済社
発売日:2017/3/15
【もくじ】
第1章 激変する地銀を取り巻く環境
- 大きく舵を切った金融行政
- 決算数値からみる地銀ビジネスの変遷
- 消滅可能性都市から見えてくる未来
- 成長鈍化先の対応が銀行の未来を決める
- 積極的な金融仲介機能の発揮
第2章 目利き能力の養成
- 銀行員の目利き能力
- 定性分析
- 定量分析(スコアリング)
- スコアリング評価の限界
- MQ会計
第3章 コンサルティング能力の養成
- コンサルティング機能の発揮
- TOCを活用したコンサルティング
- 現場で使えるコンサルティングツール
第4章 実践的コンサルティング手法
- 利益感度分析
- 固定費(F)戦略~コストダウンよりコストパフォーマンス~
- 販売数量(Q)戦略~お客様あっての商売~
- 変動原価(V)戦略~利は元にあり~
- 売価(P)戦略~値決めとは経営である~
- 裏戦略~人の行く裏に道あり花の山~
- セールスミックス戦略
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